「闇バイト」(侵入強盗)に対抗!一戸建ての防犯対策

「カギをかけてさえいれば大丈夫」といった日本の安全神話が崩れ始めています。たとえ施錠していても住居に押し入る強盗事件が最近相次いでいます。
警察庁の「刑法犯に関する統計資料」(2023年)によると、侵入強盗の発生場所はマンションなどの共同住宅と比べて一戸建て住宅が多いことがわかります。マンションは一般的に防犯設備が整い、他の住民の目もあり窃盗犯が侵入をためらう傾向にあるとも言われています。
そこで今回は、一戸建て住宅の防犯対策について紹介します。
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窓部分を補強する


一戸建て住宅の防犯でまず取りかかりたいのは犯人の侵入経路となりやすい窓部分の補強です。

最近の強盗事件は、どんなに音が響こうが時間を短縮して押し入ろうとする傾向にあります。そのため、バールなどの工具でも突破が難しい「防犯ガラス」が注目されています。
防犯ガラスとは、2枚の単板ガラスの中間に耐貫通性を持つ樹脂素材を挟み込んだ耐衝撃性が高く割れにくいガラスです。防犯に加えて省エネ効果もあるため、工事の際に国の『住宅省エネ』の補助金が出る場合もあります。

ほかに、ガラス面を強化する防犯フィルムを貼ったり、補助錠を取り付けたりするのも有効な対策です。窓に面格子を付けるのも良いでしょう。雨戸や窓シャッターがあるなら、外出時や就寝時は閉めておくようにしましょう。

光と音で対策


侵入者は人に発見されるのを嫌います。
防犯のための費用がかけられるなら家の周りに赤外線センサーを張り巡らせ、外部からの侵入があると大きな音で周囲に知らせる設備を導入してはいかがでしょう。
動くものに反応して点灯する人感センサーを設置したり、踏むと大きな音が出る玉砂利(防犯玉砂利)を敷いたりするのもおススメです。

高い塀は一見すると防犯対策になりそうですが、一度入られてしまうと外から発見されにくいため過信はできません。生垣などもプライバシーを守るには良くても防犯面では不利と言えそうです。

ホームセキュリティ


警備会社の一般的なホームセキュリティの場合、外から出入りできる窓やドア、屋内外の随所に防犯センサーが設置され防犯センサーが侵入者を感知すると大音量で威嚇。 通信回線を通じて各登録先や責任者の携帯電話などへ自動的に緊急連絡します。
警備会社には警備業法で異常を受信してから25分以内に現場到着できる体制の整備が定められているので警備員の迅速な対応が期待できます。そのため、玄関や窓の「ホームセキュリティ」の防犯ステッカーも犯罪抑止に一定程度の効果があると考えられています。

防犯グッズを利用して自分でホームセキュリティ環境を作ることもできます。窓やドアが一定程度開かれると警報音を発するアラームやセンサー式防犯カメラ、カメラ付きの玄関インターホン、指定したタイミングで室内の照明器具を点灯させるタイマー器具など、ホームセンターや通販サイトで様々な防犯商品を手ごろな価格で揃えることができます。

最後に


一戸建て住宅の防犯は窓の補強や音や光の威嚇、ホームセキュリティなど「侵入を諦めさせるための対策」がポイントになります。
施錠したり雨戸を閉めたりするのはもちろん、防犯ガラスや防犯カメラ、ホームセキュリティなど「しっかり防犯対策をしている」と外部から見えるようにすること、それ自体も侵入抑止につながります。
ひとまず今できることから対策を始めてみてはいかがでしょうか。

株式会社日住サービス

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