【マンションの立地条件】シングル・二人暮らしの場合の優先項目

立地条件を探る

マンションを選ぶ時、室内の内装や設備はリフォームやリノベーションなどで変更できます。しかし、「立地」については購入後に変更ができない条件と言えるので、その分、立地は慎重に検討したいところです。マンションの立地条件は、生活をスタートしてからの暮らし心地と将来の資産価値の両方に関わるために、どんな立地を選ぶのかを優先して考えることは大事なことです。今回は、シングルおよび二人暮らしの場合の立地選びのポイントをみていきましょう。

 

まず、立地に対する希望条件を整理して明確に

優先する立地条件

立地といってもロケーションや交通アクセス、生活利便性など、条件はたくさんあります。自分のライフスタイルや好みに合うなど、条件をすべて満たすマンションはなかなか見つからないもの。まずは立地に対する希望条件をいくつか出し、「これは譲れない」「これは妥協できる」など、優先順位をつけることが大切です。

例えば、第一条件が交通利便性の人もいれば、それよりも静かな住環境を優先する人もいるでしょう。人によって優先条件はさまざまですが、次にシングルや二人暮らしの人が優先順位として挙げることが多い項目についてみていきます。

 

交通利便性の良さ

交通利便性

最寄り駅に近い立地にこしたことはありませんが、駅近物件は人気があるために、価格も高額になる場合が多いです。

予算との兼ね合いで駅近立地を妥協して、駅からの距離があるマンションを選ぶ場合、ウォーキングするつもりで徒歩何分位までなら歩ける、といった目安を持っておくのもいいでしょう。ただ、帰宅が遅くなった時や雨天の場合のことを想定すると、いつも徒歩でOKとはいかないかも。距離があると言っても、タクシーを利用する場合ならワンメーター程度、あるいは近くにバス停がある、なども条件に加えておくとよいでしょう。

また、「駅力」も交通利便性のポイント。普通電車しか停車しない駅、快速や急行などが停車する駅、複数の路線に乗り換えが可能な駅、1路線しかない駅など、最寄り駅自体の利便性も考慮に入れることが大切です。交通障害が発生して足止めされるなど、不測の事態が起こることも珍しくありません。最寄り駅からの路線が利用できなくても、徒歩10分~15分圏内に別の路線で複数の駅が利用できると、不測の事態に対応ができる上に、行先に合わせてルートが選べるなどの利便性が向上します。

 

生活の利便性・周辺環境の充実度

周辺環境の充実

日常生活で利用するスーパーやコンビニ、ドラッグストア、医療クリニック、郵便局、銀行など生活施設の充実度も優先順位の高いポイントです。自分のライフスタイルの中で、生活に必要な店や施設などをリストアップしてみましょう。夜遅くまで営業しているスーパーやコンビニが駅から自宅への道中にある、または自宅近くにあると便利です。

曜日や時間帯を気にせずに買物に行けるシニアの二人暮らしなら、シニア割引や曜日によって特売品が変わるスーパーがあれば、より一層いいですね。

 

エリアの発展性も気に掛ける

街の将来性

交通や生活利便性の次にポイントとなるのが、街やエリアに発展性があるかどうか。

例えば、駅前再開発計画がある、新駅建設が予定されている、大型商業施設のリニューアルがあるなどの事業予定は、街の賑わいや発展が期待できるため、住宅のニーズが高まる可能性があります。そして、そのようなエリアにあるマンションなら、資産価値は落ちにくいといえるでしょう。現在の地域状況はもちろん、将来的な見通しや成長性について、不動産会社に確認してみましょう。

 

治安について

治安

特にシングル女性の場合、治安のよいエリアを優先条件に入れる割合が高いのではないでしょうか?過去に大きな事件があった、ひったくりが頻発しているなど、治安面で気になることがあれば、その地域で暮らすのが不安になるでしょう。

全く地縁・血縁のないエリアのマンションを選ぶなら、事前に不動産会社に確認する、「犯罪発生マップ」で調べるなどの方法で、不安を払拭しておくことも大切です。

 

最後に

立地条件は、単身者・二人暮らしという家族構成やライフスタイル、年代により、譲れない条件や妥協してもよい条件がそれぞれ異なります。自分に合った条件を踏まえて、メリット・デメリットも比較しながら、納得できる立地条件のマンションを選んでみてください。そうすれば、より質の高い暮らしに近づくことができるでしょう。
株式会社日住サービス

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