今日からできるSDGsな取り組み「グリーンカーテン」!
電気料金の値上がりが続いています。
世界的な電気需要の拡大のほか、割高な再生可能エネルギーの利用比重が大きくなったことが原因です。
再生可能エネルギーとは、風力、太陽光、水力、地熱など自然エネルギーのこと。石油や天然ガスなどの化石燃料と違って尽きることがなく、発電の際にCO2が発生しません。エネルギーシフトで、CO2排出量を減らせば、地球温暖化のスピードを緩やかにすることができるとされています。
この「脱炭素社会」の実現に向けて、私たち個人にもできることがあります。
グリーンカーテンです!
地球温暖化対策に貢献できるだけでなく、省エネで家計にやさしいなど、メリットはいっぱい。今回は、グリーンカーテンについてご紹介します。
グリーンカーテンの5つのメリット
「グリーンカーテン」とは、ゴーヤやアサガオなど「つる性の植物」を外壁や窓の外に這わせてつくる、植物のカーテンのこと。
主に次の5つの効果が期待できます。
① 日差しをさえぎる
→暑い直射日光をさえぎり、窓の外側に日陰を作り、室内温度の上昇を抑える
② 蒸散作用で、周囲の温度を下げる
→葉の裏から水蒸気を放出する際に周囲から熱を奪い、周囲の温度を下げる
③ 放射熱を防ぐ
→壁や地面の表面温度を抑制して、輻射熱(ふくしゃねつ)を軽減する
④ 精神的にリラックスできる
⑤ 花や実が楽しめる。
植物は光合成をするときにCO2を吸収するので、CO2削減の直接的な効果があります。環境省も「グリーンカーテンプロジェクト」のなかで、CO2削減や夏の節電対策としてグリーンカーテンの設置を推進しています。
グリーンカーテンで、家庭菜園も?!
グリーンカーテンに向いているのは「つる性の植物」です。プランターで栽培できるものが多く、誘導ひもやネットでつるを誘引して窓や壁面を覆うようにします。プランターを置くスペースがあれば、どこでも設置できますが、マンションなどの集合住宅の場合は、避難経路の邪魔にならない場所に設け、落ち葉や土が排水口を塞がないように掃除が必要です。風でグリーンカーテンが飛ばされないよう固定することも大切です。
グリーンカーテンで育てやすくおススメなのは、アサガオやクレマチスのほか、収穫も楽しめるゴーヤやキュウリ・ヘチマ・ササゲなどです。トマトやブドウに挑戦するのも楽しそうです。
つる性植物の中には、繁殖力が強いため除草が困難になるものや、成長が早く隣家にまで伸びて迷惑をかけるものも……。マメ科のクズやノウゼンカズラ、アイビーなどが該当するので、育てる際は注意しましょう。
誰でもチャレンジできるグリーンカーテン!
グリーンカーテンは、植物を育てたことのない人でもチャレンジしやすく、庭が狭くても、収穫や花を楽しむことができます。
水をやったり、肥料を施したりと、手間はかかります。花が咲けば虫が集まり、実がなれば鳥がくることも考えられます。葉や花が枯れれば、後始末や掃除も必要です。
「植物を育てるには、時間がかかり、手間もかかる。」それを当然のことと受け入れさえできれば、ストレスなくグリーンカーテンも実現可能になるでしょう。
外の様子が見えにくくなるのが気になるなら、窓の一部だけに設けたり、壁だけに這わせたりしてはいかがでしょう?でも、室内から外が見えにくいということは、外からも室内が見えにくいということ。見方を変えれば、プライバシーの面ではメリットになるかもしれません。
(なお、マンションの場合、基本的にベランダは共用部分ですので、植栽については制限がなされているケースが多いです。管理規約をよくご確認ください。)
最後に
地球温暖化対策として、グリーンカーテンに挑戦しませんか?ちょっとした手間で、SDGsの取り組みに参加している意義を感じることができます。さらに、夏を涼しく過ごせて、花や野菜を育てることで生活に潤いも生まれます。エアコン使用が減り、電気料金も抑えられるでしょう。いいこと尽くしのグリーンカーテンを、この夏ぜひ!株式会社日住サービス
日住サービスは大阪・兵庫・京都の不動産探しのお手伝
いをしている総合不動産企業です。不動産に関するあら
ゆるご相談を承っております。