マンション・アパート・団地の違いについて解説

マンションとの違い

マンション・アパート・団地はそれぞれ耳にしたことがある言葉だと思います。

しかし、この3つの違いについては明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか?

「なんとなくイメージはできるけれど、その違いまでしっかり説明できない」という方が多いですよね。

今回はこのマンション・アパート・団地の違いについてご紹介していきたいと思います。

 

マンション・アパート・団地の違いは何?

マンション・アパート・団地などの共同住宅の呼び方に関して、法律的な定義といったものはありません。

ただ、建物の材質・構造・規模などによって共同住宅の特徴は異なります。

各共同住宅別に特徴をご紹介していきます。

 

「マンション」とはどんな共同住宅?

マンションとは

決まりはありませんが、一般的に言えば、マンションとは、3階建て以上の建物で、鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリートなどを用いて建築された、非常に丈夫な構造の共同住宅を表していることが多いです。

日本ではマンションとアパートは、設備グレードや建物の階数などによって分類されている傾向があります。

他にも、監視カメラ・オートロックなどの設備が豊富に設置されていることが多いのも、マンションの特徴と言えます。

またマンションは一般的に3階建て以上であることが基本のため、エレベーターが設置されている場合も多いです。

さらにマンションを細かく分けると「賃貸マンション」「分譲マンション」の2種類に分けられるということも知っておきましょう。

 

「アパート」とはどんな共同住宅?

アパートとは、マンションと比較すると2階建て以下と建物の規模が小さめであることが特徴で、木造、もしくは軽量鉄骨造で建築された共同住宅を意味しています。

一部では3階建てもあるようですが、2階建てのアパートが主流となっています。

 

「団地」とはどんな共同住宅?

団地とは

さまざまな使われ方をする団地ですが、ここでは「住宅団地」について解説していきます。

住宅団地とは、棟が複数建てられる共同住宅のことを意味しています。

住宅団地に関して国土交通局が公表しているWEBサイトを参照すると「一体的に利用される土地及び当該土地に存する数棟の居住の用に供する建物」という内容で記されています。

住宅団地は高度経済成長期である1950~1970年代、日本住宅公団・住宅供給公社・各地方公共団体によって開発されました。特徴を挙げるとすれば5階建て以下の建物であることが多く、エレベーターが設置されていないケースも少なくありません。

また住宅団地は戦後の時代、日本の都市部に人口が集中することで起こる「住宅不足」の対策として、郊外のニュータウンに建てられたものがほとんどを占めています。

 

団地が抱える社会問題

団地の社会問題として、一定期間に同じ年代の人々が多く団地に住み始めたことにより、入居者の人口ピラミッドが偏ってしまっているという点が挙げられます。

こういった点は高齢化が進んでいる現代において、「将来の日本の縮図である」として問題になっています。

近年、この問題を解決させるべく、各団体・自治体によるさまざまな対策が進んでいます。

リノベーションや建物の建て替えなどを行うことで、若年層の入居も進みつつあるのです。

 

おわりに

今回は、マンション・アパート・団地の違いについてご紹介しました。

3つの共同住宅の違いとして、はっきりとした決まりがあるわけではないため、一見どれも同じように感じてしまう方も多いでしょう。

しかし建物の材質・構造・規模により、特徴は異なってきます。

建物の規模が小さい順に並べるとすれば、アパート⇒マンション⇒団地の順番になるでしょう。

共同住宅への引越しを検討されている方は今回の3つの違いを参考にして、あなたにぴったりの住宅を見つけてください。
株式会社日住サービス

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