高層マンションの住み心地<第2弾> ―低層階~中層階の住み心地って?

2022.05.26マンション
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高層階

高層マンションの低~中層階は、高層階の住み心地と異なる点があるのでしょうか。また、低層階と中層階でも、何か違うことがあるのでしょうか。今回は、中層階をメインに、色々な角度からメリットやデメリットを探ってみましょう。

 

高層マンションの低層階~中層階は何階くらいのこと?

中層階

消防法や電波法では高さ31mを超える建物を「高層建築物」としています。階数にして10階建て前後の建物です。一般的に日本の高層マンションは、10階~15階建てを高層マンションと呼ぶことが多いです。

何階~何階を低層階、何階~何階を中層階と規定する基準がなく、「何階建てのマンションか」によっても異なってきます。ここでは10階建てのマンションとして、2階~4階くらいを低層階、5階~8階くらいを中層階としてみていきましょう。

 

住む階数に関係なく、マンション全体が持つメリットが受けられる

住み心地

高層マンションの多くは、都心や街の中心地、郊外の駅前周辺など、生活利便性のよい立地に建っています。住む階数に関係なく居住者は全員、「立地の良さ」や住環境がもたらしてくれる「暮らしやすさ」を手に入れることができます。

都心や駅近立地ではなくても、広い敷地に開発された大型の高層マンションは、緑豊かなランドプランが計画されていたり、多彩な共用施設が整備されていることが多くあります。それぞれのマンションが持つ独自のプランニングの良さは、どの階に住んでも平等に享受することができますね。

 

低層階のメリット。外に出やすく、万一の時も俊敏に行動できる

低層階

低層階は外に出るのに時間がかかりません。4階くらいまでなら、上り下りに階段を利用すると適度な運動にもなりそうですね。外出時は必ずしもエレベーターを待つ必要がなく、階段でスムーズに外へ。また、エレベーターが到着したのに満員で乗れない、というストレスもありません。

外に出やすいことのメリットは、万一の避難時も素早く行動できるという点。6階以上の建物は、地上に直接到達できる階段が2ヶ所設置されているので、階段を上手に利用できるのは低層階のメリットです。

一方、中層階では、下りは頑張って階段を利用できても、上りを階段となると少し息が上がりそうですね。定期点検でエレベーターが利用できない時間帯は、外出を控える傾向があるようですが、階段を使って行き来できるので、緊急時の場合は何とかなりそうです。

 

中層階は日当たりや眺望が期待できる場合も

 

マンションが建っている立地にもよりますが、都市部の中心地のように高層の建物が密集していないエリアであれば、中層階でも日当たりや眺望が期待できることもあります。少し郊外であれば、共用廊下に出ると緑の里山風景が広がっている、なんてこともありそうですね。

一方、低層階では、周辺が一戸建ての街並みであっても、2階や3階では、住宅の屋根が視野に入ってきます。高台のヒルトップに位置すれば別ですが、スカっと抜ける眺望は期待できないかもしれません。或いは、前面道路や建物との間の距離があれば、ある程度の陽ざしは期待できそうです。

 

プライバシーや防犯面では、どうでしょう

住み心地

中層階は低層階より外部からの侵入が困難になるので、防犯面では安心感があるでしょう。だからと言って、外出時や夜間の戸締りに気を抜くことのないように。

最近のマンションでは、窓や玄関ドアに防犯センサーを備えた物件もあり、このような防犯設備があると低層階でも安心ですね。

中層階は道路などからの視線が届きにくく、低層階よりプライバシーが保ちやすい面があるでしょう。ただ、建物の位置関係によっては、部屋の中が見えやすいこともあります。例えば、向かいの建物の共用廊下を歩く人から部屋の中が見えるなど。バルコニーに出て周辺を見回して確認し、特に夜間はカーテンを引きましょう。

 

騒音や虫はどんな感じでしょう

中層階

中層階は低層階に比べると、地面からの距離があるために、騒音や排気ガスの影響を受けづらく、虫が少ない傾向があります。敷地内にグリーンスペースが多いマンションは気持ちがよい分、虫もある程度発生するので、虫が苦手な方は低層階より中層階がおすすめです。

また、共用廊下や階段がオープンになっている建物では、飛来する鳥が上階の共用廊下の手すりなどに糞を落とすことがあります。管理会社の管理員や清掃スタッフが巡回して処理をしていれば、清掃が保たれている(管理が行き届いている)といえます。

 

価格はどう?

住み心地

一般的にマンションでは、上階へあがるほど価格が少しずつ高くなります。中層階は数が多いこともあり、同じ階の横並びの住戸では、広さがニアリーであれば価格差があまりなく選びやすいでしょう。

ただ、間取りの変化が少なく、一般的な万人受けする間取りが多くなっています。マンションによっては設計・構造を工夫して、キッチンや浴室など水回りに窓を設けたり、バルコニー側の柱型を室内に出ないようにしたり、数が多い中層階中住戸に特徴をつける物件もあります。

 

最後に

中層階は低層階と高層階両方のメリット部分を持ち合わせ、デメリット部分を消し、バランスが取れている点がメリットと言えそうです。目立った特徴がない代わりに無難なものとなっています。売却時には、階数ではアピールポイントが少なく、他に目立つポイントが必要になるでしょう。

以上、見てきたことを踏まえた上で、低層階や中層階を検討するとよいかもしれません。

タグ : エレベーター 分譲マンション 賃貸マンション タワーマンション セキュリティ 高層階
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