中古で一戸建てを購入するときに注意しておきたいことをご紹介
2020.08.27一戸建て家を買うときに、中古で一戸建てを購入するという選択はよくあることです。
しかし、どのようなことに注意すればよいのかなかなかわからないのではないでしょうか?
満足のいく物件購入をするために、注意しておきたいことをご紹介します。
中古で一戸建てを購入する際のメリットとデメリット
中古で一戸建てを購入することには、メリットもデメリットもあります。
その両方をきちんと理解したうえで、納得のいく物件購入ができるように注意しましょう。
中古で一戸建てを購入することのメリット
メリット1 立地
新築であれば予算的になかなか購入することのできない土地も、中古物件であれば購入できるということがあります。
中古物件は、まだ家の数が少ない時期に建てられている物件も多いため、条件のいい立地の物件を購入できることも多いです。
メリット2 実物を見ることができる
まだ建っていない新築物件と違い、既に建っている中古物件は実物を見ることができます。
日当たりや風通し、使い勝手、どんなリフォームをすればより良くなるのか、そんなことを実際に確認したり具体的なイメージを持ったりすることができるのが、中古物件を買うことのメリットです。
メリット3 価格が安い
中古一戸建ての魅力の一つに価格の安さがあります。
同様の条件の新築物件と比較して金額を抑えることができます。
価格が安いので、新築であれば手が届かない条件の物件を購入することもできるのです。
価格を優先するにしろ、質を優先するにしろ、より希望にあった物件を購入できる可能性が高まります。
なお、可能であれば、購入前にリフォームの見積りを入手しておくと安心です。
中古で一戸建てを購入することのデメリット
デメリット1 住宅ローン控除を受けられないことがある
購入を考えている中古物件の築年数が20年を超えていると、住宅ローン控除を受けることができない場合があるため注意が必要です。
住宅ローン控除とは、住宅ローンで住宅を購入した際に一定条件を満たしていれば所得税の還付を受けることができる制度です。
中古物件が住宅ローン控除を受けるためには、新築物件と同様の基準を満たしたうえで築年数の条件を満たす必要があります。
住宅ローン控除を受けるのであれば、築年数に注意して物件を選ぶようにしましょう。
なお、基準の築年数を超えていても耐震基準適合証明書を売主様に取得してもらえれば、住宅ローン控除を受けられる場合もあります。
デメリット2 設備が古いことがある
新築物件は、時代にあった最新の設備を導入することができます。
ですが、中古の一戸建てだと、築年数によって、設備が古かったり傷んでいたりすることがあります。
ものによってはリフォームを必要とすることもあり、場合によっては料金がかなり高くなることもあるでしょう。
物件を探す際にはこんなことに注意
メリット・デメリットについて理解したうえで、次は物件探しの際の注意点について見ていきましょう。
中古物件探しで大切なことは、じっくりと物件を確認し、落ち着いて選ぶことです。
中には早く売るために契約を急かしてくる不動産会社もいますが、あくまで、自分のペースでほしい物件を選ぶようにしましょう。
不動産会社によって取り扱っている物件は違いますが、ほとんどの物件はどの不動産会社からでも紹介してもらえます。
自分に合った不動産会社・担当者を見つけ、物件を探すようにしましょう。
物件を探す際、家だけを見ておけばいいというわけではありません。今後の通勤や買い物、通院や、子どもの通学、様々な面から利便性を確認しておくことも重要です。
売買契約を結ぶときはここに注意
内見を重ね、これという中古の一戸建てが見つかれば、購入条件を決め、書面にて購入申込みを行います。
重要事項説明を受けてから売買契約の流れとなり、契約締結時には手付金の支払いがあります。
この時の重要事項説明書の内容は非常に重要です。よく理解しないまま契約しトラブルになるケースもありますので、必ず内容をよく理解してから契約に臨みましょう。
契約前に写しを送付してもらい、目を通しておくと不明点や気になることを確認し、安心して契約を結ぶことができます。
おわりに
以上のように、中古で一戸建てを購入する際に注意しておきたいことはたくさんあります。
これらの点に注意し、慎重に物件選びを行いましょう。

株式会社日住サービス

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