住まいをちょこっとカスタマイズ!ペットも飼い主も快適な住まいに~猫&犬(戸建て)編

2022.05.19その他
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犬用フローリング

帰宅を玄関で待っている健気さに、キュン。

一緒に眠るベッドの温もりに、ほっ。

おやつをおねだりするのも、叱ったらしょんぼりするのも、ぜんぶぜんぶカワイイ。

ペットは最高の癒しです。

ワンコやネコは大切な家族の一員。住まいは、彼・彼女らも快適に暮らせるものでなければいけません。

今回は、ペット(猫・犬)が楽しく、安全に暮らせるアイデアについて考えます。

 

ネコをゴキゲンにするポイント

キャットステップ

まずはネコ編。

ネコが楽しく暮らせる住まいのポイントを紹介します。

ネコは、暖かな場所でお昼寝をするのが大好きで、動くものを見るのも好き。だから、外の鳥や人の往来が見える窓のそばや、日の当たる窓辺にステップや窓台を作ってあげれば、ゴキゲンです。

高い場所から部屋を見下ろすのも好き。キャットステップやキャットウォークがあれば運動ができて、ストレスも解消。専用のものを用意しなくても、棚や階段収納であれば、ネコにとっては上下運動ができる遊び場になります。飛び移りやすいように棚を高さ違いの箱型にするなど、工夫してあげればOKです。

ネコは器用で、レバーハンドルのドアを簡単に開けてしまいます。入ってほしくない部屋のドアは、ドアノブを「握り玉」にしたり、鍵を高い位置につけたりすると良いでしょう。でも、入れない部屋が多いとストレスを感じるので、できるだけ自由に行き来できるようにもします。ネコが通れる幅だけ開け放せる引き戸や、扉を閉めても通り抜けられる猫通路の設置などが考えられます。

爪とぎに狙われやすい木の柱は、ボロボロにならないように布を巻きます。いたずらに狙われやすい障子紙は、強化和紙段ボールなど、破れにくい障子紙にして対応することができます。ニオイ対策には、壁に珪藻土など消臭効果の期待できる素材を使ってみる、というのはいかがでしょう。

 

ワンコを不安にさせないポイント

犬用フローリング

今度はワンコ編。

ネコと正反対で、ワンコは高い場所での移動が苦手で、階段も苦手。直線階段を避け、途中に踊り場のある階段にするのがおすすめです。

階段の段差部分が開いたスケルトン階段は怖さがあり、特に苦手です。コーギーなど胴長短足のワンコや老犬は、段差の大きい階段ですと上り下りが負担になるうえ、危険も伴います。その場合は、階段を上らせないようにゲートを設けると安心です。

滑りやすいフローリングも苦手。マットやカーペットを敷くなどします。その場合、トイレ以外の場所で粗相をしたり、エサをひっくり返したりした時に、汚れた部分だけ外して洗えるジョイントマットやタイルカーペットが便利です。

モルタル、タイル、リノリウムなどの床も掃除がしやすく、汚れが目立ちません。ペット対応のフローリングも販売されています。固い塗膜の塗料がキズや汚れを防ぎ、グリップ力の出るワックスが滑りを軽減します。

日光浴は大好きだけれど、体毛に覆われているので暑さに弱く、夏場の室温管理には注意しなければなりません。エアコンを使ったり、風通しを良くしたりするなど、気を配ることが必要です。庭で遊ばせる場合は、日陰になる場所も用意してあげましょう。冬、床暖房を使う際は、床暖房のない涼しい場所も作り、ワンコ自身が心地よい方を選べるようにします。

 

危険エリアのチェックはマスト!

ペット

ペットとの暮らしで、何より大事なのが安全・安心です。

住まいの中の危険エリアをチェックしましょう。

まず、キッチン。ゲートを設けたり、コンロにカバーをつけたりして、火に近づけないようにします。

ネコは高い位置からコンロに飛び降りる可能性があるので、足がかりになる場所を作らないことが大切です。ペットが有害な食べ物を口にしてしまうのを防ぐためにも、キッチンに立ち入らせないのが一番です。

溺れる危険のある浴室も、ペットには危険な場所です。浴室はドアを施錠し、浴槽にフタをするのを忘れずに。キッチン同様、ゲートを設けると安心です。

家具の隙間や家具下もペットのプレイゾーン。電気コード類は配線カバーで隠すようにします。

玄関からの飛び出し防止には、玄関の内側に鍵付きの格子戸などを設けます。「風除室」を設ける方法もあります。玄関ドアと戸外の間に施錠できるスペースを設けて、2段構えにするのです。ほかにも、玄関ドアの外に塀で囲んだ前庭を作り、門を設置する手段も。玄関ドアからペットが飛び出しても、前庭で保護できるので、門から外に出ることはありません。

 

さいごに

ペット

ワンコがベランダで日光浴できるように、室内・室外に踏み台を置いて出入りしやすくしたり、ネコがストレス解消できるように、階段状の棚を作ってキャットステップにしたり、住まいにちょっと手を加えるだけで、ペットのゴキゲン度はアップします。

犬用フローリングやネコに破られにくい障子紙などの新素材や、抜け毛対策に便利なロボット掃除機、見守りカメラなどのITも活用して、ペットとの暮らしをもっと快適にしましょう。

 

タグ : 一戸建て 設備 ペット リフォーム カスタマイズ
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