マンションの水回りのリフォームについて

2024.02.01マンション
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水回りのリフォーム

 

キッチン・浴室・洗面所・トイレといった水回りは、毎日使う場所である分使用頻度が高く、水を使用することから、老朽化が特に進みやすい場所です。水回りのリフォームは、設備交換が主な工事内容となります。ほとんどの水回り設備は耐用年数が10年〜20年に設定されているので、リフォームを検討する際の目安にしましょう。

今回は、マンションの水回りのリフォームについて、キッチン・洗面室・浴室・トイレと場所ごとにみていきましょう。

 


 

 

キッチンのリフォーム

 

キッチンのリフォーム

 

キッチンには、換気扇やガスコンロ、IHクッキングヒーター、ビルトイン食洗器、浄水器など複数の機器が備えられています。各機器の耐用年数を考慮しても、10年~20年くらいを目安にリフォームするのが望ましいとされています。
耐用年数に関わらず、お手入れの状況や使用頻度によって判断が変わりますが、機能的な不具合が感じられる、汚れが落ちにくくなった、などがあればリフォーム業者に相談してみましょう。

キッチンリフォームの費用相場ですが、コンロや換気扇、食洗器などの部分的な設備交換が中心であれば50万円未満、システムキッチン全体の入れ替えとなると150万円前後です。
設備交換のリフォームにとどまらず、キッチン全体の使い方や動線を見直すことで、使い勝手がさらに向上することもあります。例えば、壁付キッチンから対面キッチンに変更するというリフォーム。その場合には、内装工事も必要になるので、追加費用がかかります。この点は、念頭に入れておきましょう。

 

浴室、洗面所のリフォーム

 

浴室・洗面室のリフォーム

 

浴室は、家の中でもたくさんの水を使う場所です。10年以上使用していると浴槽のフチや壁だけでなく、浴室扉にもカビや汚れ、腐食が目立ってきます。そして給湯器も、浴室と同じタイミングで交換時期を迎えます。浴室のリフォームと給湯器の交換は同時に施工することで、費用を抑えることができるでしょう。

洗面所のリフォームは、洗面台本体を取り換えるだけでなく、排水管の交換と合わせて、床や壁を張り替えるというリフォームの需要が高まっているようです。

 

水回りの中でも費用が高額なのが浴室で、ユニットバスの交換費用は80万円~130万円前後。浴槽のタイプにより価格が変わります。在来浴室からユニットバスへリフォームする場合は解体工事が必要なために、ユニットバスだけを交換するケースよりも工事費用が高くなる傾向があります。

洗面所は、既製品の洗面台に交換する場合の費用は、10万円~35万円前後。洗面化粧台をオリジナルで造作する場合は、25万円~が目安。床や壁を含めたリフォームを行う場合は、25万円~45万円が相場です。

 

トイレのリフォーム

 

トイレのリフォーム

 

トイレのリフォームのタイミングはおよそ10年~15年が目安です。便器自体は頑丈にできていますが、手洗い用のタンクやパッキン、配管といったパーツは10年ほどで寿命を迎えます。また、便器内の汚れが落ちにくくなるのは、トイレの老朽化のサインと言えます。

トイレのリフォーム費用は節水型や掃除のしやすい便座、多機能洗浄付など便座の種類や工事内容によって変わりますが、12万円~35万円で設備の交換工事が可能です。最新のタンクレストイレにする場合は、プラス10万円~20万円の予算をみておきましょう。

 

最後に

 

築10年が経過すると水回りの設備が徐々に交換時期を迎えます。リフォームするきっかけとして、「使えないわけではないけれど不便」と感じる人が、快適性や利便性を求めて最新設備に交換するケースが多いようです。リフォーム予算については、数社のリフォーム会社に、希望するリフォーム内容を伝えたうえで、見積もり額を出してもらい比較するといいでしょう。

築15年〜20年の中古マンションの購入を検討している場合は、購入前に水回り設備をいつリフォームしたかの確認を。もしリフォームされていなければ、入居前に水回り設備を一新するのをお勧めします。

 

 

 

タグ : マンション 中古 選び方 リノベーション 設備 築年数 アパート 中古マンション
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