売却しやすい間取りは3LDK? 他に売れやすい条件は?

2024.03.03マンション
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マンション売買

 

マンションの間取りとしてはポピュラーで、販売される戸数も多いのが「3LDK」です。それだけ需要が高く、人気があるということですが、それにはどんな理由があるのでしょうか。
今回は「3LDK」が売りやすい間取りと言われる理由や、間取りの他に売れやすいポイントは何なのかをみていきましょう。

 


 

 

3LDKの需要が高い理由

 

3LDK

 

3LDKは、3つの居室とL(リビング)・D(ダイニング)・K(キッチン)で構成される間取りです。

住み替えを検討するタイミングとしては、結婚する、子どもが誕生する、子どもが成長して今の部屋では手狭になってきた、などが挙げられます。
したがって新築でも中古でも、マンション購入を検討するのは、比較的ファミリー層が多くなります。たとえ子どもが1人の世帯でも、将来的に家族が増える可能性があります。子ども2人のそれぞれに個室を与えようと考えると、3LDKの間取りが欲しくなるわけです。
子どもが1人の場合や、子どもが独立して夫婦2人になった場合、余った1部屋は仕事や趣味の部屋、納戸などに利用でき、プラスワンのゆとりとなります。

このように、「3LDK」は家族構成が変わっても柔軟な使い方ができるため需要が高く、マンションの中でも売れやすい間取りとなっているのです。

 

間取り以外で売れやすいポイントって?

 

立地・交通

 

マンションに絞ってみても、世の中に出回っている間取りはやはり3LDKが多く、それだけに買い手が多く売れやすい間取りとなっています。
では次に、間取りの他に売れやすいポイントとしては何があるのかみていきましょう。

市場で高く評価されるポイントのひとつは「立地」です。
「立地」は生活に直結し、生活そのものに影響を与えます。評価が高い立地の要素のひとつは「交通利便性のよさ」、もうひとつは「閑静な住環境」です。

在宅ワークが増える傾向にあるとはいえ、まだまだ通勤する人は多くいます。駅近立地や、最寄り駅に快速や急行が停車する、駅からバス便であってもバスの本数が多い、バス停が近い、など交通利便性のよさが重要視されます。一方、子育て世代やリタイア後のシニア夫婦などは、静かで公園がたくさんあるような閑静な住宅街を好む傾向にあります。

 

生活利便性のよさも市場価値が上がる

 

生活利便性

 

スーパーや商店街、ショッピングセンターなどの買物・商業施設、幼稚園や学校、塾などの教育関連施設。これらが近くにあると、子育て世代に限らず様々な世代が、身近な生活範囲でほとんどの日常の生活が完結して便利に暮らせます。
さらに、クリニックや病院などの医療施設、役所関連・図書館・郵便局などの公共施設が近くにあることも、生活利便性のよさがアップする要因で、マンションの人気を高めます。こちらの施設は毎日利用するわけではありませんが、いざ利用するとなると、近くにあれば便利ですね。

 

住環境以外に価値を高める要素は?

 

高層階

 

住環境以外に価値を高める要素は、マンションの「方角」と「階層」です。
新築分譲時でも階層が高ければ高いほど分譲価格が高いように、中古の場合も一般的に階層が高いほど高く売れる傾向があります。これは、高層階では視界を遮る建物などが少なく、採光がとれる、眺望が良好、防犯性が高いといったことが主な理由でしょう。

また、方角も重要視されるポイントのひとつです。メインバルコニーや窓が南向きまたは南東向きで日当たりのよい部屋が好まれる傾向にあります。

 

築年数と管理体制もポイント

 

管理体制

 

築年数でいえば、一般的に築年数が浅ければ浅いほど人気があります。マンションが建ってからの築年数が浅いと、建物外観やエントランスまわりなどの共用部分、各部屋内の住設備機器類の劣化もさほど進んでいないからです。

また、「マンションは管理を買え」と言われることもあるように、管理体制も価値を見極めるポイントのひとつです。マンションの規模が大きくなればなるほど、管理がしっかりと行われていないと、敷地内の清掃状況や汚れなどが目立つようになります。したがって、管理会社がしっかりと管理しているかを重視する方も多いようです。
合わせて、管理員の勤務体制もチェックポイントになっています。日常の管理業務だけでなく、防犯面での観点から、管理員が管理員室に常駐しているかどうかを確認事項に入れる方も増えてきています。

 

最後に

 

マンションの売れやすい間取りは「3LDK」ですが、間取りの他にも売れやすい条件やポイントがいくつかあります。これから購入を検討される方は、将来売却する予定があってもなくても「3LDK」の人気の要因や他の売れやすい条件を知ったうえで、物件選びの参考にされてはいかがでしょうか。

 

 

タグ : マンション 中古 売却 住みかえ 選び方 間取り 不動産売却 マンション売却 築年数 アパート
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