マイホーム購入を考える時、優先しておきたいポイントって？～マンション編

2023.02.26その他

家の購入を考える時、何を優先して考えればいいのか、悩みどころではないでしょうか？細かく見れば、人によって優先事項の優劣は様々なのが現状でしょう。それでも、広く一般的に見て、おさえておいた方がよいポイントには、共通する部分があるはず。今回はその部分について、マンション購入を考える場合で整理してみましょう。

物件選びをスタートする前に、購入のタイミングを考えよう

マイホーム購入を検討するうえで、まず、最初に考えることは購入のタイミングです。家の購入は人生の中で大きな買い物と言われるように、高額なためにほとんどの人が住宅ローンを組んで購入します。住宅ローンの平均返済期間は「新築で31～34年」、「中古で25～27年」とされており、だいたい「70歳を迎える頃に完済」となります。

頭金の額により住宅ローンの借入金も変わりますし、月々の返済額も人によって異なります。「できるだけ早い時期に完済したい」と考えるなら、頭金を多く用意する、月々の返済額を増やすなど資金面での準備が必要でしょう。なかなか簡単にはやり直しのできないことですから、住宅ローンの借入額と返済期間を明確にして、購入のタイミングを慎重に見極めることが大切です。

住宅購入資金の予算を決める

お金の話が続きますが、いくらくらいの家が購入できるのか「予算を立てる」ことも、優先しておきたいポイントです。自己資金や借り入れを含め、どのくらいの金額なら準備できるのかを把握しましょう。

頭金がなくても家は購入できますが、頭金を多く用意できれば、住宅ローンの返済負担が軽くなります。とはいえ、貯金をすべて頭金にあてるのは、おすすめできません。やはり、病気やケガなど「急な出費への費用」や、教育費や家のリフォームといった「将来のための費用」は残しておくようにしましょう。

また、住宅の購入には、「諸費用」（物件購入時にかかる費用で、印紙税や不動産取得税、登録免許税など）がかかります。諸費用の多くは現金で支払う場合が多いので、事前にある程度まとまった現金を捻出できるように、資金計画を立てておきましょう。ちなみに諸費用は、「新築マンションの場合：物件価格の3～6％」、「中古マンションの場合：物件価格の6～9％」です。

物件を選ぶ際に優先して考えたいポイント

物件を選ぶ際に優先したいポイントとして次に挙げられるのは、「立地選び」でしょう。

マイホームは簡単に買い替えができないため、永く快適に住み続けられる場所を選ぶことが重要です。家族が生活しやすい住環境であることを優先して、通勤・通学の利便性、商業施設や医療施設への距離や充実度、教育環境、治安などの項目で、周辺状況を具体的に確認しておきましょう。

物件を見学する際は、駅や商業施設までの道を実際に歩いて確認、物件周辺の騒音や生活音の確認、できれば休日や夜間などの時間帯の、人通りの多さ少なさなども確認しておくと、入居後に発生する不安要素を最小限に抑えることにもなるでしょう。

また、近年では、自然災害により洪水や土砂災害などが起きていることから、市区町村などが公表しているハザードマップを事前に確認して、災害の発生リスクも確認しておくとよいでしょう。

物件選びで立地の次に優先順位の高いポイント

立地の次に優先順位の高いポイントは、価格です。

これは、住宅購入資金の予算を決めることにつながる項目です。食料品をはじめ、電気代やガス代など、エネルギー価格も値上がりしている昨今にあって、「マイホームを購入することで今以上に生活が苦しくなることは避けたい」と思う人は多いでしょう。「月々の返済額は９万円まで」、「購入価格の１割を頭金として、用意できるまでの価格」など、あらかじめ具体的な上限額を決めておくのもよいでしょう。

住宅ローンの支払いのほかに、マンションでは、管理費や修繕積立金、駐車場代（車所有の場合）など月々のランニングコストがかかります。当初の見積額が家賃並みの返済額であったとしても、ランニングコストを加えると、月々の支払額はどうしても増えます。また修繕積立金などは、建築年数が経つほど金額が上昇していく場合も。そうしたことも含めて、物件価格、そしてマンションの場合は月々のランニングコストも、優先順位の高いポイントと言えそうです。

最後に

大きな買物である家を購入するにあたっては、まず購入のタイミングと購入予算、物件選びでは立地と価格。やはり、お金にまつわる資金面のことが重要であり、優先して考えておきたいポイントであることがわかりますね。マンションにしても一戸建てにしても、その部分は共通して大事なことであると言えそうです。もしマイホーム購入を考えているのでしたら、後悔のない購入を目指して、ぜひ計画的に進めてみてください。

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