中古で一戸建てを購入するメリットと注意点をご紹介
2020.09.17一戸建て「マイホームを購入する」と言って、新築住宅をイメージするのはもはや過去の話です。
昨今では、中古住宅を購入することのメリットを理解している方も増えてきています。
需要が伸びていっている中古一戸建て市場。
中古で一戸建てを購入することのメリットと購入時の注意点について、ご説明します。
中古一戸建てを購入することのメリット
中古一戸建てを購入することのメリットはたくさんあります。
たとえば、
「新築よりも値段が安い」
「物件を見ることで新生活をイメージしやすい」
「自身のライフスタイルに合った物件を見つけやすい」
こういったことも、中古一戸建てを購入することのメリットの一部です。
条件面
マイホームを購入する場合、学校や職場に近い・快速が通る駅に近い、利便性が良いなど条件面で探すことも多いでしょう。
しかし、土地の条件を見ていくと、条件のいい土地には既に物件がたっていて、なかなか購入することができないということも少なくありません。
希望通りの場所に新築物件を建てられるということは少なく、多くの場合何らかの条件を妥協しなければなりません。
しかし、中古一戸建てであれば、そういった既に使用されている土地をそのまま使うことができます。
そのため、新築一戸建てと比べて希望の条件の土地を見つけやすいのです。
住んだ後をイメージしやすい
また、新築一戸建てであれば、その土地にどのような家が建つのかはイメージでしか知ることができません。
その点、中古物件であれば、既に建っている物件を外や中から見て生活している姿をより正確に感じることができます。
周辺環境についても理解したうえで、住むことができる
ご近所にどんな人が住んでいるか、トラブルにはならなそうか。
このようなことが事前に確認できるというのも、中古一戸建てを購入することのメリットです。
新築一戸建てでも、周囲に家が既に立ち並んでいる場合は、そうでしょう。
しかし、新築を購入する際は、他の物件もこれから建てていく開発地域に家を建てるということも少なくないのです。
そういった場合には、周囲にどんな人が住むかは、先々にならないとわかりません。
こういった点も、中古一戸建てを購入することのメリットです。
中古一戸建てを購入する際の注意点
逆に購入時の注意点には、どのようなものがあるのでしょうか?
耐震性
中古一戸建てを購入する前には、耐震性のチェックは必ず行いましょう。
日本は、地震大国と言われることもあるくらいに、世界的に見ても地震の多い国です。
住宅購入の際、耐震性には十分に注意をする必要があります。
まずは、その中古一戸建てがいつ建てられたものなのかを確認するようにしましょう。
耐震性の確認基準は、その住宅が「新耐震基準」に則って建てられたものかどうかということです。
新耐震基準は、一定以上の耐震性が担保されていることの証になります。
新耐震基準は、1981年6月以降に建築確認を受けた建物に対して適用されています。
建築確認を受けてから、実際に家が建つまでには一定の期間がかかります。
購入する物件が、1983年以降に建てられたものであれば、新耐震基準が適用された物件と考えて良いでしょう。
建物の構造とリフォームとの関係
中古で一戸建てを購入される方は、リフォームを検討されている方も多いでしょう。
リフォームを検討されている場合は、建物の構造にも注意しておきましょう。
戸建て住宅に多い工法は、「壁式構造」や「在来工法」などの2×4工法です。
壁式構造でつくられている物件は、壁を取り壊してのリフォームを行うことは難しいです。
無理やり壁を壊すことで、家自体が倒壊してしまうリスクさえあるからです。
その他にも多くの注意点があります。
わからないことも多いと思いますので、自身の希望を伝えたうえでどのような注意点があるのか、不動産会社に確認するようにすると良いでしょう。
おわりに
中古一戸建てを購入することが、新築一戸建てを購入することよりもメリットが多いということは少なくありません。
ただし、耐震性の問題やどこまでリフォームすることができるのかなど、確認しておかなければならないことがあるというのも事実です。
中古一戸建てを購入する際には、信頼できる不動産会社に相談のうえ納得がいくように二人三脚で進めていくようにすると良いでしょう。

株式会社日住サービス

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