【一戸建て購入】建売住宅購入の注意点とは?
2021.07.31一戸建て建売住宅とは、不動産会社・建築会社によってすでに建てられた既存の住宅を購入するというものです。
販売会社によってプランが決定されるため、どんな住宅が建てられるのかはすでに決められています。
今回はそんな建売住宅の一戸建てを購入する際に、知っておきたい注意点についてご紹介します。
購入時の価格に含まれるものは?
購入を検討しているとつい安さに目が行きがちですが、その価格に含まれるものを契約の前にきちんと確認しておく必要があります。
購入する側としては当然含まれているだろうと思っていた費用が、別途工事やオプションであったことが判明し、その費用も請求されるという良くないケースもあります。
外構の工事費用に関しても別である場合が多いことを覚えておくと良いでしょう。
またオプション扱いになりがちなのが、カーテンレール・雨戸・エアコンスリープなどの設置です。
契約の前にオプションの見積もりを依頼し、しっかりと必要費用を把握してから購入するかどうかの検討を行うと良いでしょう。
未完成物件の引渡しはNG
建売住宅を購入した人の中でもよく挙げられるトラブルの一つとして、未完成物件の引渡しを受け代金を支払ってしまったというパターンがあります。
物件が完成した後に引渡しとなり、代金の支払いを行うという流れが一般的ですが、完成前であるにもかかわらず先に支払いが求められる場合は注意が必要です。
最悪のケースは、支払いを済ませた後に倒産してしまうというものです。
倒産はせずとも支払いを済ませた直後から対応の悪さが目立つという問題も現実的にある話です。
補修して欲しいと依頼しても対応してくれない・質問を投げかけてもレスポンスが悪いなどが具体的な例に挙げられます。
内見の際に点検口の有無を確認
マイホームを購入するとなれば、そこに長く住み続けることを前提に購入する人が多いかと思います。
長く安心・安全に暮らしていくために必要なのが、点検口の設置です。
点検口とは、建物を点検するために必要な入口で、屋根裏・床下・壁内などの箇所を点検するために設置されることがあります。
中でも屋根裏・床下に関しては、非常に重要な点検箇所となりますが、この場所に点検口が無い場合もあるのです。
もちろん、建物の構造によっては点検口が設置できない場合や、設置したけれどほとんど活用していないという場合もあります。
しかし、必要であるはずの点検口が設置されていない住宅もあるため、内見時に点検口がどの場所に設置されているかという点にも注意し確認しておきましょう。
最終チェックの立会いは必須
建売住宅に限らずですが、引渡し前に必ず立会いの機会が行われるかという点もポイントです。
これは最終チェックでもあるため、非常に重要な項目となります。
時間をしっかりかけて、念入りに建物に不具合などがないかを確認していきましょう。
会社によっては立会いのほかに、「内覧会」「確認会」という風に呼ばれる場合もありますが、どれも引渡しの前にその現場で行われる最終確認の機会であることは同じです。
引渡しの前に不具合や補修すべき箇所を見つけて補修してもらう必要があるため、なんとなく見渡すのではなく、しっかりと念入りにチェックしていきましょう。
おわりに
今回は、建売住宅の一戸建てを購入する際に知っておきたい注意点についてご紹介しました。
建売住宅は立地・間取りなどに関してある程度決められているため、自由度という面では軽減されてしまいます。
しかし購入を検討する際には、住み始めてから後悔することのないように「これだけは譲れない」という希望条件はしっかり伝えておきましょう。
今回のチェック事項を参考に、ぜひ自分の理想に合った建売住宅を探してみましょう。

株式会社日住サービス

最新記事 by 株式会社日住サービス (全て見る)
- マンションライフで緑を愉しむには - 2023年8月27日
- 暮らしを快適にする「窓のコツ」 - 2023年8月11日
- 間取りを変えるリフォーム ~マンションの場合~ - 2023年7月30日