バルコニーに屋根を付けたら、ストレス軽減？！

2022.04.17一戸建て

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夕方、駅に降り立って、アスファルトに水たまりを見つけて、がっくり。雨が降ったんだ（泣）。晴れの予報を信じて、洗濯物を干して出かけたのに……。

多くの人が経験している「あるある」です。

洗濯乾燥機や浴室乾燥機があっても、洗濯物はお日様にあてて乾かしたいですよね。日向の匂いがするタオルは、気持ちの良いものです。

バルコニーやテラスに屋根があれば、想定外の雨にガッカリしなくて済みます。また、屋内感覚で使えるので、流行の「べランピング」を楽しむこともできます。

バルコニーに屋根を付けるメリットは他にもいろいろ。今回のテーマは、「バルコニーの屋根」です。

バルコニーに屋根を付けるメリット

バルコニーやテラスに屋根を付けるメリットは、何といっても、バルコニーに干している洗濯物が急な雨で濡れる心配がない！ということ。

バルコニーに屋根があれば、多少の雨なら窓を開けていても部屋に吹き込むことはありません。雨の日でも家の中に風を通し、換気することができます。洗濯物の陰干しにも便利です。

ウールのセーターやシルクなどは直射日光が苦手。デリケートなランジェリーも日陰干しが安心です。鳩やカラスなど鳥の被害も軽減できます。

また、屋根は、直射日光が室内に入るのを抑えるので、タタミやフローリングの日焼けを防ぎ、劣化を抑えることができます。

屋根のカタチもいろいろ

はじめからバルコニーに屋根が付いている住宅もあります（屋根が付くと「ベランダ」と呼ばれます）が、付いていないケースの方が多いかもしれません。バルコニーの屋根は後から取り付けることができます。

屋根のサイズは、横幅はバルコニーと同じ位のもの、奥行はひとまわり大きいものを取り付けるのが一般的で、柱を施工せずに屋根だけを設置することができます。

屋根の主な形状には、フラットな形のF型と、ゆるやかなカーブ状で、雨や風の吹きこみに対して効果があるR型があります。

屋根にプラスして、前面にスクリーンを設置すれば、室内の様子や洗濯物をさりげなく隠すことができ、全面を囲うタイプにすれば、雨だけでなく、花粉やPM2.5なども気にせず洗濯物を干すことができます。

日差しの強い夏だけなどに使用したいなら、「オーニング」という開閉式の屋根という選択肢もあります。オーニングなら、雨を避けたり、日差しを遮ったりするばかりではなく、バルコニーを開放的な空間として活用することができます。

屋根のタイプもいろいろ

屋根材もさまざまです。熱線カット率の高い熱吸収タイプを選べば、室内の明るさを保ちながら日差しによる熱さが軽減できます。防汚機能のついたものなら、メンテナンスが容易になるでしょう。雪の多い地域なら、耐積雪仕様が良いでしょう。

色調もクリアなもの、くもりガラスのようなマット調、ブラウン調など多彩です。明るさ重視なら、クリアな屋根、プライバシー性の確保なら、マット調のものを選んではいかがでしょう。

屋根を取り付ける費用は、1日程度の工事で設置できる簡易的なものなら、工事費込みで12万～18万円程度が目安です。サイズの大きいものや、耐積雪仕様など標準以上の機能が付加された商品の場合、費用が数十万円になるということもあります。

各メーカーからさまざまなデザインや素材の屋根が用意されています。もし屋根を付けてみたいとお考えなら、必要に応じて検討しましょう。

長期優良住宅には独立タイプの屋根を

長期優良住宅の場合、屋根だけを後付けできないケースがあります。バルコニーやテラスの屋根を住宅の躯体にねじ止めすることで、住宅の構造に影響があった場合に、優良住宅の認定が取り消されてしまうことがあるからです。

長期優良住宅でなくても、ハウスメーカーなどの外壁保証の対象外になることもあるので、事前にメーカーなどに確認しておきましょう。躯体にねじ止めをするタイプの屋根を設置できない場合は、柱のある独立タイプという選択肢もあります。外壁とは離れた独立構造のため、住宅を傷つけることがありません。

プラスアルファの居住空間に

バルコニーやテラスに屋根があるとテーブルやイスが置けるため、アウトドアリビングとして活用するなど用途が広がります。

その際、バルコニーの床を室内の床の高さと揃えると一体感が増します。バルコニーに出入りする掃き出し窓に立ち上がりがあれば、バルコニーにウッドパネルなどを敷いたり、屋内の床を上げたりして段差をなくします。室内とフラットにつながった屋根付きバルコニーは外部スペースでありつつも、お茶をしたり、くつろいだりできるプラスアルファの居住空間になります。

さいごに

バルコニーに屋根があれば、お出かけ先で空模様にヤキモキしなくてすみます。雨に濡れてしまった洗濯物を洗い直すムダもなくなります。多彩な選択肢の中から、我が家にピッタリの屋根を見つけてみてください。

タグ : 一戸建て不動産ルーフバルコニー屋根ベランピング新設バルコニー

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