庭を活用して暮らしを豊かに

2024.03.31一戸建て
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庭付き一戸建て

 

庭付き一戸建てには、マンションライフでは得られない魅力やメリットがあります。庭で子どもを遊ばせたい、好きな花を育てたい、デッキを造ってBBQパーティを楽しみたいなど、庭のある暮らしは夢が膨らむ要素が多そうです。
今回は、そんな庭の活用方法について、子育てや趣味の時間、防災などの視点から紹介していきます。

 


 

子育てに活かす Ⅰ ・・・家庭菜園×五感を育てる×食育

 

家庭菜園

 

「子どもを色々な場所に連れていって、様々な体験をさせたい」子育て中の親には、そんな思いが常にあるかもしれません。でも休日の度に外出して、子どもに新しい体験に触れさせてあげるとなると、なかなか難しいものがあります。そこで、自宅の庭を活かしてみるのはいかがでしょうか。

庭の一画に、畑スペースを作って家庭菜園で野菜作りにチャレンジ。土を耕し、苗を植えて、施肥や水やり、雑草抜きや虫取りなど一緒に世話をしましょう。家庭菜園を通して、外気に触れる習慣ができ、野菜の成長過程での小さな変化に気づく観察力が身につきます。虫が寄ってくる、雑草が生えるなど観察力が身につくと、「なぜだろう?」という色々なものに興味が湧く=好奇心が湧く、きっかけにもなります。

そして、自分の手で育てた野菜達を収穫する歓びを体験し、食べる時の味はどう感じるでしょう。食べず嫌いだった野菜も、食べられるようになるかもしれません。家庭菜園を通じて、見る、触る、感じる、味わうなどの五感が育ち、好き嫌いを減らすきっかけを作る「食育」にも効果が期待できます。

 

子育てに活かす Ⅱ ・・・庭遊びを通じて色々な力を養う

 

庭遊び

 

庭は「第二のリビング」と言われるほど、家の中の次に、安心して落ち着ける場所です。庭で遊ぶ子どもは安心感に包まれて、自分のしたい遊びができます。

庭の隅っこに段ボールなどを使って秘密基地を作ってしまうのも、創造力や実践力のなせる業です。先述の家庭菜園の周囲に、お父さんなどと一緒にDIYで囲いを作るとなれば、子ども自身に創造力や企画・提案力、実行力などが養われるでしょう。レジャーシートを敷いておままごとの場合でもメニューの立案力や段取り術につながり、ビニールプールでの水遊びなら水慣れトレーニングを兼ねることができます。どんな遊びもそれぞれの遊びの中に、脳を刺激し活性化させる要素があるのです。

また、そのような庭遊びシーンを収めた動画や写真は子どもの成長アルバムであり、家族の思い出アルバムにもなりますね。

 

ガーデニング・・・趣味の時間を充実させつつ、心の療養にもつながる

 

ガーデニング

 

庭といえば、まず「ガーデニング」を思い浮かべる方も少なくないでしょう。

花壇を作り、季節折々に花を咲かせる植物を育てる……。日々のお世話や植物へ語り掛けをするなど愛情を注いであげると、美しい花を咲かせたり元気な緑の葉をつけたりすると言われます。
園芸作業は、満足感や達成感、気分転換やストレス発散、思考力や想像力の向上などの五感を刺激し、精神面でのリラックス効果があります。また、歩く・座る・立つ・耕す・掘る・水やり・草刈り・収穫・運搬など、数多くの動作を必要とするために運動効果もあります。「園芸療法」という言葉もあるように、身体や心に良い影響を与えてくれるのです。

ガーデニングには、精神の不安や緊張を緩和し、生活の質を向上させる役割があります。何から着手すればよいかわからなければ、購入してきた植木鉢を並べるという、簡単なガーデニングからスタートするのもいいでしょう。

 

アウトドアリビングに使えるプラスαの空間を造る

 

ウッドデッキ

 

「ウッドデッキのある庭」というと広い庭を想像しがちですが、変形した庭や小さな庭にもウッドデッキは設置できます。しかも、ウッドデッキを設置することで、庭の可能性が広がります。

ウッドデッキは室内と庭との段差を解消し、外への出入りをスムーズにしてくれます。庭だけでなく、デッキの上にも花のコンテナや植木鉢を置くことができ、室内から植栽の彩りを見て楽しめます。
また、アウトドア用のテーブルやチェアーを設置して、アウトドアリビングとしても使えます。季節の良い時はデッキでおやつタイム、休日には友人ファミリーを招いてBBQ、夏にはパラソルを差しビニールプールで水遊びを楽しむ子どもを見守ってあげられます。

ウッドデッキを設置して、リビングに続く第二のリビングとして活用すると、夢の幅がグンと広がりますね。

 

防災の観点から庭を活用してみる

 

庭キャンプ

 

庭でキャンプ体験をしておくと、地震など万一の時に役に立ちます。庭キャンプは、キャンプ用具を持って山や川に行く必要がなく、いつでも気軽に何回でもすることができます。野外で生活する経験や知識を身につけておくと、生きる力につながります。庭で防災シミュレーションをして、もしもの時に備えるのもよいでしょう。

本格的なキャンプ用品でなくても、ガスカセットコンロでお湯を沸かし、非常用持ち出し袋に用意している非常食の試食を兼ねて、実際に作って食べてみましょう。実体験することで、量や味、満足感、プラスで用意するとよいものなどが把握できます。テントを持っているなら庭にテントを張って、夜はそこで寝る経験をしておくのもよいでしょう。また、キャンプと言えば夏が本番ですが、冬の屋外生活も体験しておくと、寒さを実感できます。

いつ起こるか分からない災害のために、時間や費用をかけづらいという方は、庭キャンプを家族の定例イベントにする、普段から庭でキャンプ用具を使用するなど、庭キャンプを普段の暮らしに取り入れて少しずつ慣れてみては。そうすることで庭キャンプが、子どもも大人もワクワクするイベントの一つになるでしょう。

 

最後に

 

土には気持ちを落ち着かせてくれる要素があり、小さくても庭のある暮らしには、心にも身体にもいいことが多く、無限大の可能性が秘められているようです。今回紹介した庭の活用法以外にも、我が家のスタイルにあった活用法を家族で見つけて、オリジナリティ豊かな庭づくり(庭活用)にチャレンジしてみましょう。

 

 

 

 

タグ : 中古 一戸建て 購入 土地 新築 家族
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