中古マンション購入の流れをご紹介
2020.12.26マンション近年では、マイホーム購入の選択肢の一つとして、中古マンションの購入を検討する人が増えてきています。
これには、中古住宅の流通市場拡大による影響が大きいと言えるでしょう。
中には手ごろな価格で中古マンションを購入した後、マンションの部屋をリフォーム・リノベーションに費用をかけて自分好みの空間にしたいという方もいるため、その需要は増加傾向にあります。
今回は、そんな中古マンション購入の際の大まかな流れについてご紹介します。
情報収集と資金の計画を行う
まずは中古マンションの物件探しのため、情報収集と資金計画を行っていきます。
自分のライフプランや収支を振り返り、いくら位の物件まで購入可能か予算を考えてみることをおすすめします。
最初に予算を決めてから、それを軸に物件探しを始めるとスムーズでしょう。
住宅金融支援機構が提供している「2019年度フラット35利用者調査」では、年収の5.8倍までの金額が中古住宅購入のローン借入目安額と言えそうです。
これに貯金などを加算した金額が中古マンション購入の予算になります。
予算が決定すると、次に物件の情報収集を行っていきます。
不動産会社による仲介サービスやネット上での物件検索サイトを利用して、物件の情報収集を行います。
不動産会社の仲介サービスは、資金の計画や物件選びに関して専門的なアドバイスを受けることができるのでおすすめです。
物件購入の申し込みと住宅ローンの事前審査
中古マンションの物件が決まったら、「購入申込書(買付証明書)」の提出によって購入の申し込みを行います。
値下げを交渉する必要がある場合には、この段階で行うようにしましょう。
購入申込書は購入者の意志の強さを表すものになります。
よって、購入申込書を提出することで交渉しやすくなるといえます。
交渉成立後のキャンセルや追加交渉はマナー違反となりますので行わないようにしましょう。
また物件購入の申し込みの前に、住宅ローンの事前審査を始めておくと良いでしょう。
売買契約と住宅ローン契約の締結
売主との交渉成立後、売買契約を締結させます。
契約締結後、住宅ローンの本審査を進めます。
申請に必要な物は、本人確認書類、収入確認書類、物件確認書類などです。
多くの書類が必要になるため必要書類を事前に確認し、準備しておくのがおすすめです。
本審査でチェックするポイントには、「ローンが返済可能な健康状態か」「購入する物件にローンの担保としての十分な価値があるか」、「住宅ローン返済完了時の年齢」、「契約者の勤務形態や勤続年数」、「返済負担額」など多くのものがあります。
金融機関により審査にかかる時間は異なりますが、おおよそは1週間~3週間ほどになります。
審査が下り次第、ローンの契約締結を行います。
決済と引き渡しを済ませる
融資実行が可能になると、最後に中古マンションの決済と引渡しを行います。
通常は、住宅ローンを組んだ融資先である金融機関で決済と引渡しが行われます。
引渡しには、買主・売主・不動産会社・司法書士・金融機関担当者などが出席することとなっています。
決済と引き渡しの完了後、専門家でないと難しいとされる「登記手続き」を司法書士に代行で行ってもらう「登記手続きの委任」を行います。
司法書士による登記申請手続きが完了すれば、中古マンションの正式な購入、契約が完了となります。
おわりに
今回は、中古マンション購入のおおまかな流れについてご紹介しました。
人生の中で一度あるかないかの不動産の購入。
その手続きは複雑かつ、時間がかかるものになっています。
これをあまり深く考えず進めてしまうと、後々になって後悔することになる可能性もあります。
中古マンションの購入に向けて、一つ一つの手順を慎重に行っていくことがなにより大切なポイントだと言えるでしょう。
上記で紹介した内容を少しでも参考にして、マイホーム購入を納得できるものにしていただけると幸いです。
株式会社日住サービス
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