賃貸マンションのペット可には注意が必要?

2020.08.27マンション
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ペットの犬近年、ペットブームの影響もあって、戸建てだけではなく賃貸マンションでもペットとともに暮らすライフスタイルが普通になっています。

ただ、ペット可の賃貸マンションであっても注意しなければならないことはあります。

どのような内容に注意すればよいのか、見ていきましょう。

 

ペット可の賃貸マンションは、どんなマンション?

ペット可のマンション

ペット可の賃貸マンションにも種類があります。

種類ごとに特徴があるので、よく理解しておきましょう。

 

もともとペット可ではなかったが、ペット可になった物件

築年数が古くなってきたり、入居者がなかなか集まらなかったりなどの理由で、新たにペットを飼えることを付加価値としてつけた物件がこれにあたります。

こういった物件の数は多く、賃料の相場も特別高いというわけではないので、「すぐに住みたい」「安く住みたい」という方などにおすすめです。

 

ペット共生住宅

物件を建築する段階からペットとともに暮らせるということを前提に建てられた物件が、ペット共生住宅です。

ペット共生住宅は、一般的な賃貸よりも値段が少し割高になっていることが多いです。

物件数に関しても、比較的少ないと言えるでしょう。

トリミングルーム・ドッグランなどの設備があったり、ペットを飼っても大丈夫なように傷や汚れに強い素材が使われていたりします。

 

ペット可マンション契約時に注意すること

契約時の注意点

契約時には、以下のような内容に注意しましょう。

 

飼育していいペットの種類にも条件がある

ペット可物件と言っても、ペットであればどの動物を飼ってもいいというわけではありません。

それぞれの物件によって、飼ってもいいペットの種類が決まっているので、事前に確認しておきましょう。

また、種類だけでなく、頭数にも制限があります。

たとえば、「小型犬のみ2頭まで飼育可」という物件であれば、大型犬や猫を飼育することはできません。

ほかにも、ワクチンを接種していること、避妊去勢をしていることなど条件がある場合もあります。

契約時にペット飼育に関する規約がある場合、きちんとすべて目を通したうえで、入居するようにしましょう。

 

初期費用に注意

ペット可の物件の初期費用は、そうでない物件に比べ家賃一ヵ月分ほど高くなっていることが多いです。

原状回復費用の一部に充当されるのか、礼金としてすべて返ってこない費用となるのかは、物件によって違います。

初期費用の扱いがどうなるのかについても、入居前に確認するようにしておくと良いでしょう。

 

原状回復の費用

初期費用とは別に、原状回復の費用についての確認もしておきましょう。

一般の賃貸物件では、経年劣化や通常使用における損耗については原状回復義務の対象とはならないことがガイドラインに記載されています。

ペット可物件でもそのあたりの認識は変わりませんが、ペットを飼っていると飼っていないときよりも部屋が汚れたり傷ついたりしやすくなってしまうことは確かです。

ペットによる傷や汚れ、臭いの修繕は、入居者の負担となってしまうケースもあるので、事前に確認しておくようにしたほうが良いでしょう。

 

動物病院との距離

ペットは生き物です。

いつ何があって突然病気やけがをしてしまうかわかりません。

万が一の場合でもすぐに対応できるように、動物病院がなるべく近くにある物件を選んでいると安心でしょう。

物件選びの段階で、動物病院との距離・口コミ・営業時間などを確認するようにしておきましょう。

 

散歩コースを事前に確認しておく

ペットによっては、毎日の散歩が必要不可欠なこともあるでしょう。

・散歩しやすい道はあるか?

・交通量はどうか?

・ドッグランができる場所や公園などはあるか

など、実際に散歩をするときに気になる部分に問題はないか、しっかりと確認をしておくようにしましょう。

 

おわりに

ペット可の賃貸マンションを選ぶときに気を付けておきたいポイントについてご説明しました。

ペットを飼っていない方への配慮も忘れずに、ペットとの快適な生活を楽しみましょう。

 

 

タグ : マンション 賃貸 ペット可 注意
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