マンションライフで緑を愉しむには

2023.08.27マンション
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グリーンライフ

 

植物の緑は、人の心に安らぎや癒しを与えてくれます。住まいの中に緑を取り入れることは、インテリアのアクセントになりますし、風水の観点からも良いと言われています。

今回はマンションの暮らしの中で、植物にフォーカスして、緑を愉しむ方法を紹介しましょう。

 


バルコニーでガーデニング

 

バルコニーでガーデニング

 

「マンションライフで植物の緑を愉しむ」と言うと、まず最初に思いつくのは「バルコニーでのガーデニング」でしょう。ガーデニングと言っても、そんなに本格的なものである必要はなく、複数の植木鉢やプランターを並べるという程度でも、十分に緑を愉しむことができます。

 

バルコニーは家の中と違い、気温や湿度が季節により変わります。バルコニーで育てるのであれば、環境の変化に耐えられ、水やりの手間が少ない観葉植物が適しているでしょう。

虫も飛来しやすいので、病害虫に強いことも大事。また、バルコニーは日当たりのよい方位に向いていることが多く、夏は日差しが強くなりがち。そんな時、観葉植物があると日差しを遮ってくれて暑さ対策の一助になります。大型の観葉植物なら、外部からの視線が遮られ、プライバシーも守られそうです。

 

なお、落下の危険防止の観点などからマンションの管理規約でバルコニーに植物を置くことを禁じられているところもありますので、管理事務所などで確認しておくことをお勧めします。

 

バルコニーのガーデニングで気をつけたいこと

 

バルコニーの排水口

 

バルコニーは隣戸との境目にパーテーションがあり、緊急時にバルコニーは避難経路となります。したがって避難経路の邪魔にならないように、パーテーションの前には、鉢植えを置かない、人が通れる幅を確保することが大事です。また、バルコニーには物干スペースがあるため、物を干すスペースも充分考えて、鉢植えを配置しましょう。

 

水やりをした際には、鉢の底から土と葉が混ざって、毎回流れ出てきます。それが排水口付近に溜まり、固まってしまうことがあります。なので、バルコニーに落ちた葉はこまめに掃除して、排水口が詰まらないように気をつけましょう。

 

バルコニーのガーデニング向けの植物

 

オリーブ

 

バルコニーでのガーデニングに向いている植物を挙げてみると、オリーブの木、ノリナ、ユーカリ、アイビー、ワイヤープランツ、ゴールドクレスト、シュロチク、フェニックス、カポックなど、育てやすい観葉植物の種類は豊富でバリエーションもたくさん。植物の手入れや世話の仕方は少しずつ異なるので、それぞれの特徴に合わせて育ててみましょう。

 

また、観葉植物ばかりでなく、夏場はゴーヤのグリーンカーテンを作る、ハーブ類やミニトマトなどを植えるなど、プチ家庭菜園にチャレンジするというのはどうでしょう。こちらの場合は、収穫を楽しむ、お料理に使うなど、癒し効果とは違った楽しみ方ができそうです。

 

室内で緑を愉しむ際の選び方

 

室内の緑

 

室内に緑があると、気持ちがリラックスしますし、緑色は目にも優しく、目の疲れを緩和させてくれます。また、空気清浄効果も期待できます。

たくさんの観葉植物の中からどのようなものを選ぶかは、カタチや好みはもちろん、置く場所の環境に適した植物を選ぶことが大事です。植物の置き場所を想定してから、そこに合う性質の観葉植物を選ぶようにしましょう。

 

お花屋さんで、相談されるのも良いかと思います。

 

◆日当たり

 

日当たり

 

部屋によって、日当たりや風通しなど、さまざまな条件が異なります。

大事なのは、日当たりの具合です。一日の大半が日の当たるような場所であれば、日なたを好む品種がおすすめ。リビングのレースカーテン越しに日光を受ける場所には、直射日光は苦手とするものの、ある程度の日差しが必要な品種がいいでしょう。

逆に、日光の入りにくい場所に置きたい場合は、日陰でも育てられる耐陰性の強い植物が適しています。

 

◆サイズ

 

サイズ

 

観葉植物の大きさは、卓上などに置けるコンパクトなものから、天井くらいの高さまで生長するものまでさまざまです。品種を選ぶ際は、育てるスペースに合ったサイズのものを選びましょう。草丈や樹高などの高さはもちろん、横のサイズ、どのくらいの幅をとるのかも確認しておきましょう。

 

◆育てやすさ

 

育てやすさ

 

育てやすさは品種によって異なります。

初めて観葉植物を育てるという方は、管理の手間がかかりにくく、育てやすい品種がいいですね。手入れの時間が取りにくい方は、水やりの頻度が少なくて大丈夫なものが適しているので、乾燥に強い品種から探してみましょう。

 

室内で育てる時、気をつけたいこと

 

育て方

 

◆正しい水やり

季節や植物の種類により水やりの仕方も異なりますが、基本的には土の表面が乾いたら、鉢の底から水があふれるぐらいたっぷりと与えます。夏場は水分が蒸発しやすく植物の成長も活発なため、水やりの頻度は一日に1~2回。冬場は土の表面が乾いてきたタイミングで与えればよいでしょう。

 

◆エアコンの風をあてない

エアコンの風が直接当たってしまうと、観葉植物が乾燥してしまいます。反対に湿度が高いと、カビや害虫が発生しやすくなるため、風通しをよくすることが大事です。

 

◆葉の状態を観察

変色している、斑点が出ているなど、葉の状態に変化がある時は、直射日光の影響や栄養不足、病気の可能性などが考えられます。葉の状態を観察して、変化が見られたら適切な処置をしてあげましょう。

 

◆フローリングの変色にご注意

一般的に日当たりのよいリビングなどの床材は、どうしても日焼けします。そのため、おなじところに植物の鉢を置いておくとはっきりとした日焼け跡が残りますので、ときどき置き場所を移動されることをお勧めします。

また、床に置く鉢の下には溢れた水を受けるトレーを置いておかないと、年月を経てフローリングの表面に細かい亀裂が生じます。酷ければコーティング剤や面材が捲れあがってしまっているお宅もよく見かけます。

そのような状態になってしまうと、将来売却する際に不利な状態になりますのでご注意ください。なお、既にそうなっている場合は、不動産会社に相談し、事前に補修工事をされた方がよいでしょう。工事費用が掛かったとしても、より高く売れることが多いようです。

 

 

最後に

 

「バルコニーでグリーンを育てる」、「室内で観葉植物を愉しむ」どちらにしても、植物に適した環境のもとで育てることが、何より大事です。同時に、植物に「葉の色がきれいだね」「今日も元気だね」と心の中で話しかけるなどして、愛情を持って接することも大切でしょう。植物も生き物なのですから。

そんな植物との触れ合いを通して、心の癒しや潤いがより感じとれると良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タグ : マンション 賃貸 中古 新築 アパート
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