マンションを選ぶ際は「方角」に注目！

2021.08.31マンション

マンションの方角は、日当たりに限らず「自分の生活に合っているか」という点に着目して選ぶことが大切です。

今回はマンションの方角選びにおいて、それぞれの方角に適した生活スタイルに沿ってご紹介します。

 

南向きマンションがおすすめの人

南向きマンションは、日中に日差しが入る時間が他の方角と比べて長いと言われています。

基本的には常に日差しが入るため、日中の間は日の光を受けながら暮らすことができるでしょう。

電気をつけていなくとも部屋全体を明るく保つことができるというメリットもあります。

日当たりの良さがポイントとなるため、日中の間、家の中にいる時間が長い人・冬場の冷え性が辛い人・ベランダで植物を育てているという人におすすめの方角です。

日当たりの良さから洗濯物が早く乾きやすいため、洗濯物が多い家庭にもおすすめだと言えるでしょう。

また南向きは日本で人気の高い方角であり、その人気から将来的にマンション売却を行う際にも比較的売却しやすいとされています。

但し、生活をする上で、南側が相当明るいため、南面に接していない同じ住戸内の他のお部屋が比較して体感的にかなり暗く感じてしまうこともあります。

 

西向きマンションがおすすめの人

西向きマンションは、部屋の中に日差しが入り込むのが午後の時間帯からになります。

そのため、帰宅時間が遅く夜型の生活をおくっていたり、起床が遅めであったりする人におすすめの方角だと言えます。

日差しが入るのは午後からで、午前中は部屋の中に日差しが入りにくいことから、朝の時間帯は睡眠を妨げられることなくゆっくりと眠ることができるでしょう。

また午後の時間帯から日差しが入り込み部屋の温度が暖かくなるため、冬場の暖房器具の光熱費も抑えることができます。

夜になるまでに部屋を暖かくすることができるため、日中は部屋を空けていて夜に帰宅する人、部屋内での活動時間が夜の方が長い人にもおすすめできます。

しかし午後の時間帯から日差しが強くなるため、夏場であれば部屋温度が非常に高くなります。

夏場の午後も家の中にいるという人にとっては、冷房に掛かる電気代が高くなりますし、少々過ごしにくいと感じるかもしれません。

 

東向きマンションがおすすめの人

東向きマンションは、朝日が差し込みやすくなっています。

そのため、朝早くから部屋の中で活動する人・朝型の生活をおくっている人・朝の間に洗濯物を干しておきたいという人におすすめと言えます。

逆に言えば、午後からは日差しが入りにくくなるため、午前中に家を出て午後の時間帯は家を空けているという人にはぴったりなのではないでしょうか？

また、寝起きがあまり良くないという人にも東向きマンションがおすすめです。

明るい朝日が部屋全体に入ってくることで、身体にも日の光を浴びることができ、目覚めやすくなるのです。

気持ちよく一日のスタートを迎えることができるため、朝の時間を有効活用して規則正しい生活をおくりたいという人にもおすすめの方角と言えるでしょう。

 

 

北向きマンションがおすすめの人

北向きのマンションは、日当たりが良いとは言い難いです。

家に居る時間の方が少ないという人には北向きがおすすめかもしれません。

また、日差しによるフローリング・家具などの傷みの心配もないため、部屋の中の物をできるだけ劣化させたくないという人にも北向きマンションがぴったりだと言えます。

マンションの家賃面においては、北向きの人気が少ないことから低く設定されている場合が多いです。

そのため学生さんや少しでも節約したいという人にもおすすめの方角です。

また、購入希望の方にとっては、北向きのお部屋は新築分譲時の価格も安めに設定されているケースが多く、中古物件でも同じご予算なら広めのお部屋が手に入りやすいです。

なお、北向きのお部屋でも、そのお部屋の所在階より高い建物が一定の距離をおいた北側隣地に建っている場合、結構反射光が入るケースがあります。

その場合、やわらかい光が入り、意外と明るくとても快適な場合がありますので、実際にお部屋を見学しご自身で確認されることをお勧めします。

 

 

おわりに

今回はマンションの方角選びにおいて、それぞれの方角に適した生活スタイルに沿ってご紹介しました。

マンションの方角選びの際には、「日当たりの良さ」に注目して選んでしまいがちですが、必ずしも日当たりが良い方角を選ぶ必要はありません。

人気の方角は常に日当たりの良い南向きですが、家賃面を考えると北向きの方がコスト削減につながります。

あなたの生活に合ったマンションの方角を選んでみてください。

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